頭を撫でる。女は、嬉しそうだ。軽く、口づけた。首筋を舐める。胸に顔を埋め、左の乳を吸った。女の身体が震える。
「あっ……!いつも、より、気持ちいい……!」
女が、頭を抱えるようにして、両腕を首の後ろに回してくる。言いつけが、よく守られている。いい子だ。こうされると、興奮するというよりは妙に安心する。
乳の先端を、かるく噛む。女の身体がびくりと反応する。女の息が荒い。
「痛いのも、良くなってきたか」
「はい、気持ちいいです……。ちょっと、恥ずかしい」
「お前は既に、だいぶ恥ずかしい女になっているぞ。だが、まだまだこれからだ。もっと、躾けてやろう」
「はい……」
そのまま、乳をしばらく弄る。口で吸い、先端を舐めて転がし、気まぐれに甘く噛む。
もう片方の乳は指で弄び、こちらも気まぐれに痛くした。
女は喘ぎ、シーツを握りしめて快感に耐えていた。顔は、やはり頬が赤い。少し目が潤んでいる。
「あぁ……だめ……胸で、イッちゃいそう」
愛撫を、続けた。女の身体がさらに震え、女の大きな吐息と共にびくびくと大きく動いた。……絶頂したようだ。
「イッたのか」
「うん……」
「よほど、感度が良くなっているようだな。気分はどうだ?」
「まだ、熱い……。疼きが、ぜんぜん、治らないです」
「良い。どこまでも、付き合おう」
「嬉しい……」
女が、うっとりとした顔になる。少し、大人びた表情に感じる。難しい年頃だ。無邪気な少女のように感じる時も、今のように大人の女の姿を見る時もある。何かを一つ違えば、少女の姿はどこにも居なくなってしまうような、そんな危うさを秘めている年齢だ。
まだ、無邪気な少女の一面は見ていたい。壊す事は、あまりに容易い。大事にしたかった。
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