ぐったりとした女を、布団に寝かせた。女の秘所から引き抜いたばかりの自身を、もう一度挿入する。
「う……あっ」
女が声を上げる。構わず、腰を打ちつける。目の前には、女の裸体がある。腰を動かしつつ、女の乳を吸った。
「あっ! だめ、気持ちいい、から……」
「気持ちいいから、何だ。気持ちいいから、もっと欲しいのか? 淫らな女だ」
今度は、反対側の乳を吸う。女は、身体をびくびくと反応させている。
「……お前が、好きだよ。初めて抱いたときから、一夜限りにはしたくなかった。そばに、置いておきたかった。
これからも、そばに居て欲しい」
「はい……! ずっと、居ます……!」
女は蕩けながらも、はっきりと答えた。また、唇を寄せてくる。舌を入れた。女は優しく、絡めてくる。気持ちいい。限界が、近づいて来た。
「出すぞ……ッ」
「はい……!」
絶頂。精を、放った。避妊具越しなのが、いつもながらもどかしい。女は変わらず、蕩けきった顔をしている。
「……明日が、あるからな。今日は、ここでおしまいだ」
「分かりました」
女が微笑んだ。とても満足そうだ。こちらもつい、満足げな笑みを浮かべてしまう。
浴衣を着直して、床に就いた。女が、腕に絡みついてくる。手を握ってくる。その暖かな感触を味わい、しっかりと握り返しながら、眠りの中に落ちていった。
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