いつも、直接精を受け止められないもどかしさが、ある。わたしを思ってのことで、分かってはいるけど、早く大人になりたいという、どうしようもない思いがひたすらに強くなる。
3度、彼は、果てた。
わたしは、どうだろう。途中から、数えきれないくらい。ゆっくりと、抱きかかえられて、枕の上にきちんと頭が来るように、寝かされた。
「どうだった、見えない気分は?」
目隠しを、取ってくれた。
「ん……。なんか、いつもより敏感になっちゃった。恥ずかしいな……。
最初は少しだけ、怖かったです。でも、平気」
「そうか。また、気が向いたら用意するとするか」
彼はにっ、と悪戯っぽく笑って、唇に優しくキスをした。そして、頭にぽん、と手を置いた。これだけは、子供扱いされてるみたいで、少し面白くないな……。
そう思いながら、幸せな眠りの中に、引き込まれていった。
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