「うん」
挿入する。女の膣内は暖かい。女が顔を背けて、声を上げた。
「あぁっ……!」
「こっちを、向くんだ」
腰を振りながら、女の顎を掴み、正面を向かせる。あの真っ直ぐな目は、今は快楽に蕩けている。その事が、妙に嬉しい。支配欲が満たされるのを感じる。
「いいか」
腰を振りながら、諭すように語る。
「俺の前では、大いに笑え。話せ。うるさい女は嫌いだが、お前は無邪気に笑った方がいい。その方が、好きだ」
「わかり……ました……」
女は快楽に耐えながら返事をした。快楽に蕩け、うっとりとした目のまま、微笑む。それは、とても——美しく、感じた。
「そろそろ、出すぞ」
「は……い……わたしも、もう……!」
ほぼ、同時に果てた。果てる刹那、女の膣がきつく締まるのを感じた。
「……あの、今日は」
「もう休もう。明日も早い。キミに無茶をさせたくはない」
「うん……」
ゆっくりと目を伏せて、そのまますぐ、女は眠りに落ちた。女の無垢な寝顔は、可愛い、と感じる。
「これでは、少女趣味があると団員たちに噂されても、仕方ないか……。」
自嘲気味に、そう呟いた。
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