注意書き
ゲーム内細部設定の違いはご容赦ください(覚える技等)。
名前ありのオリキャラ幹部が出て来ます。
◆簡易あらすじ:トキワジムで最後の戦いに敗れたサカキだったが、少女はロケット団の解散は望まなかった。
ゲーム内細部設定の違いはご容赦ください(覚える技等)。
名前ありのオリキャラ幹部が出て来ます。
◆簡易あらすじ:トキワジムで最後の戦いに敗れたサカキだったが、少女はロケット団の解散は望まなかった。
朝が、訪れた。
頭の中で考えている事は沢山ある。ロケット団の首領としても、ジムリーダーとしても。どちらも、自分の顔であり、手を抜くつもりは無い。そして、ひとりの男としてもだ。ひとたび抱くと決め、自分のものにすると決めた女に、出来ることはしよう。
「おい、そろそろ起きろ。もうじき、俺は行く」
「……ん」
裸のままベッドで眠っている女を、揺さぶり起こした。深く眠っているように見えたが、意外とすんなり目を覚まして、さっさと身支度を始めた。もう少し、愛らしい寝姿をよく見ておけば良かったかもしれない。まあ、いい。これから幾らでも見られるのだから。
「ひとつ、考えている事があるのだが、いいか? キミがもし良ければの話だが」
「いいよ。何だろう」
「戦闘要員として、ロケット団に入らないか。待遇も悪くないものにしよう」
女の顔つきが、ぱーっと明るいものになった。
「わあ、嬉しい! 入れるのなら是非お願いしたいです。
団員の人たちに入団するにはどうすればいいですかって、言ってみた事があるんだけど、少しも取り合って貰えなかったの……
せっかくずっと毒パーティで拘って育ててたのにな……」
「……確かに、毒ばかりだな。キミの手持ちにそんな理由があったとは盲点だ。
しかし、キミが私の前に現れるまで、そんな話は聞いた事が無かったな……団員の教育が行き届いていない証拠だ」
はあ、とため息が出る。特にロケット団について、問題は山積みなのだった。
「出来れば団員の戦闘教育をお願いしたい。
だが、キミのような少女がいきなり出て来て、はいそうですかと命令を聞くような奴らではない。
今までのキミの功績を説明して、すぐ後ろに俺が居るところを見せる。
後で団員の召集を行う。早速で悪いが、出席と軽い挨拶を頼みたい」
「分かりました、ボス!」
「いい返事だ」
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