「……いやー! サカキ様! 連絡が遅れて申し訳ありません!」
「ほんと! うっかり忘れちゃって……」
その後。アタシ達はちゃんと服を着て、通信をかけ直した。どんな顔をしたらいいかわからないから、笑顔で誤魔化した。
「フフフ、お前達が元気そうで良かった」
サカキ様は笑いを堪えてる。いや、ちょっと堪えきれてない。楽しそう。
「……」
「どうした、マトリ? いつもの元気が無いぞ?」
おかっぱ眼鏡は涙目だ。ちょっと可哀想かも。
「……次からは、きちんと時間を守りなさいよね……」
「はーい!」
「分かってま〜す!」
こうして、いつもよりかなり遅い定期連絡が終わった。
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