コジロウは、あたしの胸に手を伸ばした。
「うわ……ずっと見てたけど、ムサシのおっぱいってこんなに柔らかいんだな」
ふよふよと、楽しそうに胸を揉みしだかれてる。
「そ、そう? そんなにいいもんかしら」
「うん。舐めても……いいかな」
「好きにしていいわよ。あんたにされて嫌な事なんか、何も無いだろうから」
「ん……」
コジロウは少し遠慮がちに、左胸の先端を舐めてくる。少しだけ気持ちいい。もっと、激しくしてくれてもいいんだけど、今のコジロウには無理かな。でも、それでいい。
「こっちも……舐めて」
「うん」
反対側の胸も舐めてくれた。やっぱり、どこか遠慮がちに。痛くしないようにしてくれてるのかしら。その気遣いが嬉しい。
「ムサシ、俺もう……我慢できなくて」
「いいわよ。来て」
ゴムを取り出して、自分のに着けるコジロウ。手つきがたどたどしくて、可愛い。……口で着けてやったらきっと、びっくりするわね。
あたしの秘所に、優しく触れてくるコジロウ。そこはしっとりと濡れていて、コジロウを受け入れる準備は整っていた。
「入れるよ、ムサシ」
「うん……」
コジロウの昂りが入ってくる。熱くて、硬い。毎日一緒にいるのに、やっと繋がれた。それが嬉しくて、涙が出そうだ——と思っていたら、コジロウの目から涙が溢れてきた。
「やだ、なんであんたが泣くのよ」
「だって俺、嬉しくて……!! ずっとムサシと、こうなりたいと思ってた」
「ばか……! あたしだって、同じ気持ちよ」
気づけばあたしの目からも涙が出ていた。
「動くよ、ムサシ」
「いいわよ、好きにして……!」
コジロウは最初は遠慮がちだったけど、そのうち激しく突いてくるようになった。気持ちいいところに触れて、声が出ちゃう。
「あっ……あぁ……」
「気持ちいいのか? ムサシ」
「うん……そこっ……当たってる……コジロウ! コジロウ!」
「分かった。俺も気持ちいいよ、ムサシ」
気持ちいい場所を分かってくれたみたい。何度も何度も突いてくる。でも、あんまり責められると、あたし……
「コジロウ……あたし、イッちゃう……!」
「ああ、俺ももうヤバい……出る……ッ!」
殆ど同時に——果てた。
「ムサシ……どう、だった?」
「どうって……大丈夫、気持ちよかったわよ」
「良かったー。俺だけが良くなったんじゃないか、心配で」
コジロウは、心底安心した表情をこちらに向ける。
「ムサシは、これからもその……あの車に乗ってっちゃうんだよな」
「……そうね。きっと、しばらくは」
「元はと言えば、俺たちが失敗しまくってるのがいけないんだもんな……」
「……」
「よし! 行かなくても済む方法を、みんなで考えよう!」
「えっ???」
「……ホラ、荷運びの仕事とかあるだろ? あとは、盗んだポケモンの餌やりとか。ああいう地味な仕事を、コツコツやって行くのがいいと思う。これならきっと、サカキ様も褒めてくれるはずだ」
「そうね。いきなりデッカイ成果をドーンと挙げられたら理想だけど、そうも言ってられないものね」
「2人とも今日はどうしたニャ!? なんか言ってることがすごくマトモニャ……」
「ソーーーナンス!」
「色々あってな……」
「ニャースだって、サカキ様から評価されたら嬉しいでしょ?」
「そりゃ、そうだけどもニャ……」
「じゃあ決まりな! 早速本部に行って、仕事ないか聞いてくるぜ!」
「そうしましょったらそうしましょー!」
「待つのニャー!」
「ソーーーナンス!」
……果たして、地味な仕事を積み重ねてサカキ様からの評価を上げる作戦はうまく行くのだろうか? ふたりと2匹の毎日は、これからも続く。
~ 5/5 ~