女の胸に、顔を埋めた。片方の乳を吸う。
「んっ……」
女が声を漏らす。空いている手で、もう片方の乳を弄る。女の身体が、びくびくと反応する。はあ、はあと女の口から吐息が漏れる。
今度は、反対側の乳を吸った。吸った後に先端を軽く噛むと、女は身をよじらせて反応する。
「噛まれるのにも、慣れてきたか」
「はい……」
「良さそうだな」
「気持ちいい、です」
女がうっとりとした顔で答える。
「そうか。噛まれて悦ぶのは、普通じゃないぞ」
「……」
「恥ずかしい女だ。変態と呼んでやろうか」
「そんなっ……」
「変態」
「あぁっ……」
「呼ばれて、感じるか? それも普通ではないぞ」
「はぁ……っ、ごめんなさい、もう普通になんて、戻れない……!」
「それでいい」
女の、髪を撫でた。今度は、鎖骨のあたりを噛む。
「痛っ……」
「じきに良くなる。お前ならな」
「はい……」
女の目は、少し潤んでいた。再び、胸を愛撫する。今度は、どこまでも優しく。女の両腕が、頭に伸びてきた。ゆっくりと頭を包む。
「あうっ……ああ……サカキ様……」
「いい子だ」
また、髪を撫でた。女の髪はふわふわとしており、いつも良い香りがする。撫でられると、女は嬉しそうな顔を見せる。
胸の愛撫を続けた。先端を弄り、乳を吸い、膨らみを揉んだ。明らかに、女の反応が変わってきた。もどかしそうに両脚を動かしている。
「ふぅっ……あの……も、もう……」
「もう、どうした? 言わないと分からないぞ」
「いじわる、しないで……!」
女の頬は、紅潮している。
「ふふっ。いいじゃないか。俺はいつでも意地の悪い方だぞ」
「もう……!」
「それで? どうして欲しいんだ?」
「……胸以外も、触って欲しい」
「ほう。どこの事かな」
「……っ」
女の顔が、さらに赤くなる。困惑した表情をいつまでも眺めていたかったが、機嫌を損なわれても困る。程々に、する事にした。
「ほら。どこの事かな」
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